前にも話した事のある人の生死の話。

この本、手に取りにくい。なんか重くなる話ししかないと思うもんね。
僕も20代前半の頃は、こんな本は読むに耐えなかった。
読むと気分が沈んじゃいそうでさ。笑
でも死を知らない事で、いざその時が来る時、もっと沈んじゃうのは嫌だし、残り少ない命と分かった時より、健康な今だから出来ることた沢山ある。
この本を読むと自分に残された時間の中で、どう生きていくかを教えてくれる。
死の話はタブーな感じの風潮だけど、死について考える事は、どう生きるかを考えることにつながる。
本の大まかな内容として、人は死ぬ時に後悔があるのだという。
でも後悔なんて誰もしたくない。
だから少しでも後悔を減らしたり、納得する生き方が出来れば。
人生どんな最後が待ってるかは分からないけど、毎日本番一発勝負の人生を納得して終わることが出来るのなら、僕は今から知っておきたい。
この本の著者である大津秀一先生は今まで沢山の患者を看取ってきた方で、患者さんが最後を迎える時、人生においてどんなことに後悔を残してこの世を去っていくのかを本にしてくれたのだ。
代表的な後悔25個を紹介している。それがこちら。
- 健康を大切にしなかったこと。
- タバコを辞めなかったこと。
- 生前の意思を示さなかったこと。
- 治療の意味を見失ってしまったこと。
- 自分のやりたかった事をやらなかったこと。
- 夢を叶えられたかったこと。
- 悪事に手を染めたこと。
- 感情に振り回された一生を過ごしたこと。
- 他人に優しくしなかったこと。
- 自分が一番と信じて疑わなかったこと。
- 遺産をどうするかを決めなかったこと。
- 自分の葬儀を考えなかったこと。
- 故郷に帰らなかったこと。
- 美味しいものを食べておかなかったこと。
- 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと。
- 行きたい場所に旅行しなかったこと。
- 会いたい人に会っておかなかったこと。
- 記憶に残る恋愛をしなかったこと。
- 結婚をしなかったこと。
- 子供を育てなかったこと。
- 子供を結婚させなかったこと。
- 自分の生きた証を残さなかったこと。
- 生と死の問題を乗り越えられなかったこと。
- 神仏の教えを知らなかったこと。
- 愛する人に「ありがとう」と言えなかったこと。
どうでしょうか。
深い内容は割愛するが、本当に涙なしでは見られないし、感動します。
僕たちが生きている今、気づけて良かったと思える内容が沢山あります。
どう最後を迎えたいか。どう生きるか。
向き合うと今の生き方がきっと変わる。
しっかり命を燃やそう。
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